焦った僕は、無意識にオーナーの手を制止したのですが、強く払い除けられ、
よろめいてロッカーに身体を打ち付けて倒れこんでしまいました。
しかし痛みを感じる余裕はありません。もう一度土下座をしました。
本当にすいませんでした。何でもしますから許してください……。
必死の懇願を続けていると、僕を見下ろしていたオーナーが急に優しい声で言いました。
「わかったよ。考えてやるよ。とりあえず座れ」
オーナーは、泣き疲れた僕の頭を優しく撫でながら、条件を提示しました。
「何でもするって言ったな? 俺の奴隷になるなら、考えてやる」
とにかく、親と警察にさえ言わなければ何でもする覚悟だった僕は、
言葉の意味を考えないまま、何度も何度も強く頷きました。
「よし。今日からお前は俺の奴隷だ。お前が大学卒業するまででいいよ。
それまではお前は俺のモンな」
はい、わかりました、と応えながら、僕は何をされるのだろうと不安になってきました。
卒業まで、ずっと無償労働をさせられるのだろうか? いろんな面倒な雑事を押し付けられるのか?
・・・・そんな甘いものではありませんでした。
「とりあえず、着てるもん脱いで」
え? 僕は訳がわからずオーナーの顔を見ました。
「脱げって言ってるの。返事は?」
頭が混乱しましたが、ふといやな予感がしました。
僕は最初に書いたとおり、バイセクシャルです。男に興味があります。
ひょっとしてオーナーも?
オーナーは現在は独身ですが、バツ1で、もともと夫婦でこのコンビニを経営してたと聞いています。
この人もバイセクシャル?
奴隷っていうのはつまり……。



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